次女と二人で宮崎県立美術館へ「ホキ美術館 名品展ー写実 永遠の存在感」を鑑賞に行きました。
ホキ美術館とは、千葉市にある写実絵画専門の美術館で、500点以上の絵画を所有し、今回はその中から64点の作品が展覧されています。
まず素朴な驚きは「これが絵なの~~写真じゃないの~~」というものでした。人物の肌の色、衣服の手触り、水の動き、光と影の質感。語彙力の乏しい者としては、「すご~い!本当に絵筆で描いたの?写真みた~い」としか言えませんでした。
案内のパンフレットによると、写実絵画とは
「物がそこに在る(存在する)ということを描くことを通して、しっかり確かめようとすること。物が存在するということのすべてを、二次元の世界に描き切ろうという無謀ともみえる絵画制作のあり方。物がそこに在るという事を、見える通りに、触れる通りに、聞こえる通りに、匂う通りに、味のするとおりに、描き切ろうとする試み」だそうです。
またまた素朴な疑問ですが、モデルさんはどのくらいの時間じっとしているのでしょうか?休憩した後元通りのポーズがとれるのでしょうか?光と影は時間によって移ろうのに、その瞬間をどうやって描きとめるのでしょうか?描いていてこの色が少し違うなと思ったらどうするのでしょうか?等と思いながら、ただただ「凄いな~~」と感心していました。一枚一枚が膨大な時間と、イマジネイションと体力によって作り出されるものだと思いました。
同館では、「たのしむ美術館」と「チョークアート展」「瑛九展」なども無料で併設されていて、実に楽しい一日でした。もっと美術について、絵画について、素養があれば、もっと楽しめたのにとも思いました。
モデルになってみました(笑)