2016年 12月 21日
陸王
池井戸潤著 「陸王」を読んだ。
「こはぜ屋」は創業100年の足袋の老舗である。しかし足袋の需要は年々減少し、主力商品の地下足袋も売れ行きも低迷している。そんな中社長の宮沢は、まだなんとか余力のあるうちに新商品の開発にとりかかろうとしていた。偶然デパートの靴売り場で見かけた、5本指のシューズから、足袋屋だからできるシューズ作りができるのではと、「陸王」の開発を決意した。
中小企業の融資にまつわる銀行との関係。社長である父親と息子の関係。従業員と古参の経理係りとの人間模様。死蔵特許「シルクレイ」の開発者飯山の生き様。栄光と挫折を味わったマラソンランナー茂木とその周辺の人間模様。
いくつもの出来事が折り重なるように展開していくのだが、つまるところ物事は人間力が一番大事だと言っているのではないかと思った。あきらめない、辛抱強く努力する、誠意をもってあたる。・・・簡単なようで一番難しいことだと思った。
それらのことが、幾重にも重なり合って展開するので、大変面白かったです!
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「こはぜ屋」は創業100年の足袋の老舗である。しかし足袋の需要は年々減少し、主力商品の地下足袋も売れ行きも低迷している。そんな中社長の宮沢は、まだなんとか余力のあるうちに新商品の開発にとりかかろうとしていた。偶然デパートの靴売り場で見かけた、5本指のシューズから、足袋屋だからできるシューズ作りができるのではと、「陸王」の開発を決意した。
中小企業の融資にまつわる銀行との関係。社長である父親と息子の関係。従業員と古参の経理係りとの人間模様。死蔵特許「シルクレイ」の開発者飯山の生き様。栄光と挫折を味わったマラソンランナー茂木とその周辺の人間模様。
いくつもの出来事が折り重なるように展開していくのだが、つまるところ物事は人間力が一番大事だと言っているのではないかと思った。あきらめない、辛抱強く努力する、誠意をもってあたる。・・・簡単なようで一番難しいことだと思った。
それらのことが、幾重にも重なり合って展開するので、大変面白かったです!
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by kimiyone-chan
| 2016-12-21 21:17
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