だれもが知っている小さな国
だれも知らない・・・ではなくて、だれもが知っている・・・?手にとってみると、表紙は見覚えのある 村上勉 の絵だったが、作者が 有川浩 だった。あの「県庁おもてなし課」や「図書館戦争」の有川浩!これは読むしかない!と思った。
佐藤さとる著の「だれも知らない小さな国」は私の大好きな本の一冊です。コロボックルのお話で、夢中になって読んでいました。私は今でもコロボックルは存在していると信じています。ただ、世俗にまみれてしまったので、姿を見せてくれないのだと残念に思っています。(笑)
だれもが知っている小さな国 は現代の養蜂家の息子 ヒコ と娘 ヒメ が主人公です。子供の名前からして、親もなにか関係があるなと思わせるのですが、その物語の展開はさすが有川浩!最後までひっぱられてしまいました。
養蜂家の仕事のことや、生活ぶり、植物のこと、それから知的障害のある青年のことまで書かれていれ、大変楽しませてもらいました。
私はもう世俗にまみれてしまったので、無理でしょうが、子供や孫の前にコロボックルが現れてくれないかなと、秘かに期待しています。(笑)
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