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ねーちゃんのひとり言

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日之影の蛍

三十数年前、日之影の長谷川で見た蛍が.忘れられなかった。何千匹の蛍が木にまとわりつき点滅する様は、息をのむほどで、この世の物とは思えないほどだった。いつか子供たちにも見せてやりたいと思っていたが、関東で見る蛍は小さなヘイケボタルで、数も少なくがっかりするものだった。

しかし、去年の夏、日之影の長谷川と大人と追川でゲンジボタルの乱舞を見た。
でも、三十年前より数は少ないと思っていた。

今夜女友達三人で、追川の蛍を見に行った。夜の7時40分頃、まだ隣の人の姿がぼんやりわかる頃、川のザワザワと流れる音と、蛙のゲコゲコと鳴く声に混じって、蛍は静かに光はじめた。はじめて蛍を見た友人は大歓声をあげたが、私はまだまだこんなものではないと友人を制し、漆黒の闇が訪れるのを待った。

8時を過ぎた頃から、湧き出るように蛍が現れ、私達の周りを、高く低く舞いはじめた。あちらこちらで1秒光っては2秒休む。大きな木はクリスマスツリーのようだし、空高く移動するのは流れ星のようだった。
三十数年前に見た蛍に近づいたと思った。

それから、東日之影にも、今年初めて蛍が現れた!
虹会のマスターが8年前から、店の前の水たまり(山の水が湧き出し、五ヶ瀬川に注いでいる)に蛍の餌になるカワニナを放りこんでいたら、1週間くらい前から、姿を現したのだそうだ。マスターは子供の頃、ここにも蛍がいたのだから、餌があれば蛍が戻ってくると信じて、カワニナを八戸ダムから採ってきて撒いていたのだそうだ。蛍の幼虫ではなく、餌というところがなんとも不思議だ。蛍には嗅覚があるのだろうか。

蛍は清流と、餌になるものだけでなく、身体を休める水草や木も必要なのだ。それらは、豊かな自然というより、本来あらねばならない、当たり前の自然なのだと思う。当たり前な豊かな自然がある日之影町を誇りに思う。
by kimiyone-chan | 2012-06-06 22:57 | Comments(0)

三姉妹の長女であり、三姉妹の母です。


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