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ねーちゃんのひとり言

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仮通夜

朝の6時過ぎだというのにナオトさんに電話した。
「利枝がだめじゃった。どげしたらいい」
ナオトさんは葬儀社の手配と、お寺と集落の人達への連絡を約束してくれた。利枝の携帯を使って、友人と母子会関係者に利枝が亡くなったことを伝えた。

看護師さんが利枝のからだをきれいに清めて、薄化粧をしてくださった。日向の従姉妹が、白い真新しい肌着と浴衣と着物を持って来てくれた。旅立たせる服装などなんにも考えていなかったので、ありがたく着せてもらったが、なんだか利枝らしくない。そこで私の旅行カバンから茶色のチュニックを出して着せてもらった。利枝好みではないが許してもらおう。利枝の髪はショートカットくらいには伸びていたが、次男の希望でウイッグも付けた。ほんのり頬紅もさして利枝は眠っているようだった。

10時頃には葬儀社からの迎えの車が来て、先生や看護師の方々の丁寧なお見送りをうけて病院を後にした。外は曇空で薄暗く、まだ午前中だというのに、もう夕方ではないかと勘違いしそうだった。自宅にはご近所の人達が集まって出迎えてくださった。昨日の朝から一睡もしていない。羽田でうどんを食べたきりだ。仮眠しなければと思うが眠れない。

近所の方が役場への届け出をしてくださり、私と母で葬儀の打合せをした。母子会活動をしているとはいえ58歳の女性だ。参列者は200名くらいだろうと、中ホールを予約した。御礼のハガキの文面はたみ子が考えて、私の携帯にメールし、私から葬儀社の人にメールして、手直ししてもらった。

長男が青雲橋に着いたのは14:40だった。19時頃に私の長女が帰ってきた。

夕飯は利枝の枕元で、利枝の作った延長テーブルを囲んで食べた。利枝は大工仕事も得意で家のあちこちに利枝の作った物がある。その後同級生をはじめ多くの人達がお参りに来てくださった。お友達からは私の知らなかった利枝の話をたくさん聞いた。友達の面倒もよくみていたようだ。息子達も神妙な顔で聞いていた。

その夜は、母と利枝と私の三人で枕を並べた。長い長い一日がようやく終わった。
by kimiyone-chan | 2012-03-12 17:29 | Comments(0)

三姉妹の長女であり、三姉妹の母です。


by kimiyone-chan