佐原と飯高檀林
千葉県の佐原(さわら)は、北総の小江戸と呼ばれ、江戸時代から大正時代までの古い町並みが保存されている素敵な所です。日本初の実測地図の製作者 伊能忠敬の育った町でもあります。堀に沿って柳が植えられ、ざっぱ舟から古い町並みをながめることもできます。来月にはあやめが咲き誇ることでしょう。 (潮来から車で20分くらいの場所です)
その帰りは匝瑳市の北にある飯高檀林(はんこうだんりん)へ行きました。飯高檀林(はんこうだんりん)は1573年に、日蓮宗の僧侶の教育と宗学を研究し、きわめることを目的として開設された学問所で、樹齢200年~300年の杉の木がうっそうと繁り、歴史の重みを感じます。木立を抜けると、間口26.7mの講堂が目に入ります。この場所で多くの僧侶が学問に励み、各地に散っていったのだと思うと、ちょっと感動します。